我国は戦後、連合軍の占領下に制定された憲法の下で戦後の復興に当たった。

昭和25年、朝鮮戦争勃発による情勢の変化の中で占領軍司令官 マッカーサー将軍の書簡によって警察予備隊が発足し、昭和27年わが国の独立後、保安隊、自衛隊へと 成長したが、政治の中では、防衛の諸問題は各国に見られるような正常な型では論じられなかった。

平成13年9月11日の米国における同時多発テロにより世界状勢が一変し、 近隣諸国の軍備拡大、北朝鮮によるミサイル発射、核実験の実施などわが国の安全 保障環境が厳しくなる中、防衛庁が平成19年防衛省に昇格をした。 しかし、陸海空自衛隊は、人員・装備等の不足、劣悪な訓練条件の下で辛苦しており 国防の任務に直接たずさわる者として諸外国のような真の栄誉を与えられていないの が現状である。

我国の防衛に深い関心を持つ我々は、心を同じくして下さる多くの人々と共に、わかり易い言葉と具体的な行動によって、広く国民に防衛について理解を訴え政治と 防衛の正しい関係を築き、自衛官が誇りを持てる地位と処遇が与えられるよう、又、防衛省・自衛隊をバックアップし、 防衛諸団体等と連携を保ち、国民の防衛意識の普及、自衛官の地位向上に努めることとする。

ここに「関西防衛を支える会」を設立し、それによって我国の繁栄と国民の安全・平和 に少しでも貢献しようと願うものである。